ネゴシアンとは?【ドメーヌとネゴシアン】ここではドメーヌとネゴシアンを簡単に解説します。 ドメーヌとネゴシアンとは?基本的にドメーヌとは「ブドウ畑を所有し,自ら栽培・醸造・瓶詰めする生産者」のことで、ネゴシアンは「ブドウを農家から買ってワインを造ったり、出来たワインを買って販売する業者」のことです。 ただし、ややこしいのはここから。 ネゴシアン(業者)自体がドメーヌ・ワイン(自社所有の畑で自ら栽培・醸造・瓶詰め)も造っていることです。ネゴシアンはドメーヌ・ワインを造りながら、さらに、ネゴシアンとしてのワイン(他の農家から買ってきたブドウで造ったワインや、他で醸造されたワイン)も販売しています。 名前が違うならいいのですが、とても近い名前や、同じ名前がつくと混乱します。 ドメーヌもののワインがいいかというと・・・これも微妙。 優良なネゴシアンはワインに関してはプロ中のプロで、優秀なブレンダーも多いです。つまる、あまりノウハウのない生産者のドメーヌ・ワインよりずっと質の高いワインを造る場合もあります。 以上のような理由からドメーヌ・ワイン=優良とは一概には言えません。 蛇足ですが、ブルゴーニュ・ワインを買う際には知識が必要です。 可能であれば、信用できる専門家に相談して「良いドメーヌのワイン」「良いネゴシアンのワイン」を選んだほうがいいでしょう。 高価なワインが多く、失敗すると悲しくなります。 (ドメーヌもネゴシアンもかなりの数があり、覚えるだけで大変!) ちなみに、瓶詰ワインとは、ブドウ園所有者(蔵元)が自分のブドウ園内の酒蔵で瓶詰めしたもののこと。 ネゴシアンがブレンドしたワインとかでは表示できません。 ボルドーワインでは、Mis en bouteille au Chateau 又は、Mis au Chateauとエチケットに表示されています。ブルゴーニュでは、Mis en bouteille au Domaine、Mis au Domaineと表示しています。 |