303667 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ネゴシアンとは?

【ドメーヌとネゴシアン】


ここではドメーヌとネゴシアンを簡単に解説します。

ドメーヌとネゴシアンとは?


基本的にドメーヌとは「ブドウ畑を所有し,自ら栽培・醸造・瓶詰めする生産者」のことで、ネゴシアンは「ブドウを農家から買ってワインを造ったり、出来たワインを買って販売する業者」のことです。

ただし、ややこしいのはここから。
ネゴシアン(業者)自体がドメーヌ・ワイン(自社所有の畑で自ら栽培・醸造・瓶詰め)も造っていることです。ネゴシアンはドメーヌ・ワインを造りながら、さらに、ネゴシアンとしてのワイン(他の農家から買ってきたブドウで造ったワインや、他で醸造されたワイン)も販売しています。
名前が違うならいいのですが、とても近い名前や、同じ名前がつくと混乱します。

ドメーヌもののワインがいいかというと・・・これも微妙。
優良なネゴシアンはワインに関してはプロ中のプロで、優秀なブレンダーも多いです。つまる、あまりノウハウのない生産者のドメーヌ・ワインよりずっと質の高いワインを造る場合もあります。
以上のような理由からドメーヌ・ワイン=優良とは一概には言えません。

蛇足ですが、ブルゴーニュ・ワインを買う際には知識が必要です。
可能であれば、信用できる専門家に相談して「良いドメーヌのワイン」「良いネゴシアンのワイン」を選んだほうがいいでしょう。
高価なワインが多く、失敗すると悲しくなります。
(ドメーヌもネゴシアンもかなりの数があり、覚えるだけで大変!)

ちなみに、瓶詰ワインとは、ブドウ園所有者(蔵元)が自分のブドウ園内の酒蔵で瓶詰めしたもののこと。
ネゴシアンがブレンドしたワインとかでは表示できません。
ボルドーワインでは、Mis en bouteille au Chateau 又は、Mis au Chateauとエチケットに表示されています。ブルゴーニュでは、Mis en bouteille au Domaine、Mis au Domaineと表示しています。



© Rakuten Group, Inc.